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◆ 北海道行楽記
「おむすび・しまりす・あしつぼのゆ」 層雲峡 2002年9月30日
北海道はすでに秋。そろそろ紅葉が見頃なのでは?と、層雲峡へと車を走らせました。旭川からは約60Kmくらいの距離、ちょっとしたドライブにはちょうどいいです。
何度か来たことのあるおなじみの「流星・銀河の滝」の駐車場へ。すぐそこからそれぞれの滝を見上げることができるのだけど、今回は両方の滝を同時に見ることが出来る「双瀑台」に上ってみることにしました。片道約20分、結構きつい登りで、運動不足のこの身にはちとつらい。
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「双瀑台」
駐車場からではこの二つの滝を同時に見ることが出来ません。
右側が流星の滝、左側が銀河の滝
それぞれ、雄滝、雌滝とも呼ばれ、二つ合わせて夫婦滝と呼ばれているらしい。
日本の滝100選にも選ばれているそうです。
100選・・・う〜ん、俺はいくつ見たことがあるのかな?
ここまで上ってきた甲斐があったかどうかは意見の分かれるところかも?
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ずいぶん歩いて、お腹もすいたので、駐車場まで下りたところで、家で作ってきたおむすびを食べました。これがもう素晴らしくうまい!!やっぱり自然の中で食べるおむすび(おにぎりというよりこう呼びたい)は格別です。おんなじモノを家の中で食べてもたいしておいしくないんだろうな、きっと。
「大函」
層雲峡の代表的な見所のうちのひとつです。 |
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この大函から小函を通り、先ほどの銀河・流星の滝の方まで遊歩道が続いているので、車に積んできた折り畳み自転車(ようやく活躍の時が来た!!)で走ってみることにしました。
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見事な柱状節理(ちゅうじょうせつり)です。なぜこのようなことになるのか、以前層雲峡ビジターセンターでお勉強したのですが、完全に忘れてしまった・・。復習しようと思っていたのにビジターセンターは定休日でした。 |
ここでショッキングな事実が発覚!!残念ながら崖崩れの危険性があるため、道は途中で通行止めに。小函までは行くことができませんでした。
しかしそんな失意の我々をなぐさめてくれるかのように目の前に現れたのが・・・
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エゾシマリス!!、持って帰りたくなるほどのかわいらしさ。 |
愛らしいシマリスの姿に心癒されて、この日の最後は温泉で締めましょう、と層雲峡温泉街へ。統一のとれたデザインの建物、いたるところに花が咲いていたりで想像していた「温泉街」のイメージとはずいぶん違うおしゃれな空間。
層雲峡温泉の旅館はどこも日帰り入浴の値段が1000円くらいと高め。なので最初は600円で入れる「黒岳の湯」という入浴施設に入ろうと思っていたのだけど、「銀泉閣」という旅館の横にいいものを発見!
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「あしつぼの湯」
見てのとおり、足だけ入れる温泉です。誰でも無料で利用できるみたい。底には足つぼを刺激するための石の突起がたくさんあります。
足だけとはいえ、暖かいお湯に浸していると体中がぽかぽかしてきます。
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「足つぼの湯」のおかげで、温泉につからなくても、かなり満足してしまい、そのまま家路に向かうことにしました。「黒岳の湯」は次回のお楽しみ。
そういえば紅葉を見に行ったはずなのに、肝心のそのことを全く書いてないなー。時期が早かったのか遅かったのか、それとももともとこの程度なのかわからないけど、「うわっ、すげー!」ってほどの紅葉じゃなかったです。まぁきれいなことはきれいだったけど。
そんなわけで、紅葉を見にきたはずなのに、それ以外の部分で大いに楽しむことのできた層雲峡でした。
あー、そういえばガソリン代とおむすび代をのぞけば1円も使ってないなぁ。
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