|
◆ 北海道行楽記
「紅葉の十勝岳温泉＆Steam Locomotive」」
十勝岳温泉・美馬牛
２００２年９月２３日
この日は十勝岳温泉で「紅葉祭り」が行われるということで、ちょうど「久しぶりに温泉に入りたいなぁ」と思っていた我々は上富良野町へ向かって車を走らせました。
美瑛からは白樺街道に入り、正面に十勝岳連峰の山々を見ながら、白金温泉を通り、さらに山道を登って行きます。
 |
 |
 |
「望岳台」
白金温泉と吹上温泉の間にあります。
この日は結構雲が多かったんだけど、それなりに山は見え、十勝岳の噴煙もはっきり見えました。
紅葉のほうはまだちょっと早かったかな？といった感じです。 |
「紅葉祭り」ということで、何か愉快なイベントがあったり露店が出たりしているのかな？と思いきや、そんなものどこにも見当たりません。「バーデンかみふらの」という宿の前に小さなテントがあり、そこで数人が案内をしているだけのようです。なんだ、あんまり面白くないなぁ。
しかし、そのテントでスタンプラリーの用紙をもらいました。上富良野町の５つの温泉入浴施設（凌雲閣、カミホロ荘、バーデンかみふらの、白銀荘、フラヌイ温泉）でスタンプを押してくれば、景品がもらえ、さらに抽選で温泉宿泊券まで当たるそうだ。別に入浴しなくても、フロントでスタンプだけ押してもらえるとのこと。スタンプラリーマニアな我々はさっそく嬉々として、温泉めぐり（入るわけじゃないんだけど）へＧＯ！
まずはすぐそこにある「バーデンかみふらの」へ。このあたりの宿では唯一露天風呂を持っていない、ゆえに今まで一度も入ったことがない。スタンプをもらい、さらにゆでとうきびまでいただく、ラッキー！しかし２本もらったうちの１本がどうも妙だ。なぜかとうきびなのに納豆の味がするのだ。しかもしっかり糸までひいている。なんじゃ、こりゃあ！？腐っていたのか、それとも意図的にこのような納豆風とうきびにしたのかは今だもって謎のままである。
この日は上富良野町の温泉入浴施設（十勝岳温泉、吹上温泉）が全て２００円で入浴できる、ということでやはりここは一番眺めが良くて、一番値段の高い「凌雲閣」に入ろうと思い旅館の前へ。しかし駐車場にはすごい車の数、そして旅館のロビーには人、人、人・・・これでは温泉を楽しむどころではないな、と仕方なくスタンプだけいただき、少し下の方にある「カミホロ荘」へ入ることに。
| 「凌雲閣」の駐車場からの十勝岳の眺めです。このあたりが一番色づいていました。 |
 |
カミホロ荘（いつもは５００円）は最近改築したそうで、館内もお風呂もキレイ。露天風呂の方は、さすがに「凌雲閣」には一歩譲るものの、遥か眼下まで見渡せる眺めはなかなかのもの。あと、備え付けのシャンプーとボディソープがお茶の香りというのもポイントが高い。のんびりと湯船につかり、久しぶりの温泉を満喫する。
「吹上温泉白銀荘」でスタンプをもらい、上富良野の町のほうへ下りていきます。「フラヌイ温泉」で最後のスタンプをもらい、そこで景品と交換。景品はラベンダーの香りの石鹸でした。もっとしょうもないものがもらえるかと思っていたので結構嬉しい。温泉宿泊券も当たるといいなぁ。
さて、今日のもうひとつの目的、ＳＬを見るために美馬牛駅へ向かいました。
 |
「SLふらの・びえい号」です。
黒煙を上げ、駅のホームに滑りこんできました。
かなりの迫力、力強さを感じます。しかし、最後尾にはディーゼル機関車が・・・、フォローしてもらってたのね。 |
気さくな機関士さん（？）が機関室を見せてくれました。釜の中にはあかあかと石炭が燃えています。想像はしていたけれど、やはり暑い！
高らかに汽笛を鳴らしSLは発車していきました。
客車にはダルマストーブでスルメを焼くおじさんの姿もあり、とてもいい雰囲気です。いつかは駅のホームで見るだけではなく、自分も乗ってみたいものです。 |
 |
「SL」は「Steam Locomotive」の略だそうです。「S」が「Steam」の略だってことは大体想像ついていたのですが、まさか「L」が「Locomotive」の略だったとはねぇ。いや「Locomotive」だとは夢にも思わなかった。ところで「Locomotive」って何？
SLの勇姿（雄姿？どっちが正しいのかな？）を見ることができ、大満足の我々は帰路につきました。いつものように美瑛のパッチワークの道を経由して旭川へ向かう。訪れるたびに違った表情を見せてくれるこの丘が我々は大好きだ。この風景を見るために北海道に移住してきたといっても過言ではない。しかし残念ながらこの時間にはすっかり空は曇ってしまい、風景にカメラを向ける気が起きず、この日の美瑛の写真はナシ。
紅葉はそこそこだったけど、ゆったり温泉にもつかれたし、スタンプラリーも楽しめたし、初めてのSLも見れたし。満足の一日でした。
|
目次に戻る
|