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◆ 北海道行楽記
「予想を遥かに超えた大人気スポット?」
旭山動物園
2002年10月13日


前々からず〜っと気になっていた、日本最北の動物園、旭山動物園にとうとう行ってきました。

動物園のかなり手前からすでに渋滞え?この動物園ってそんな人気スポットだったの!?駐車場も無料のところは全て満車、仕方がなく500円かかる有料の駐車場に車をとめます。

車をとめた場所からすぐ近くの西門から入園します。入場料は大人が580円、中学生以下は無料です。「いしかわ動物園」が800円だったことを思えばこれは嬉しい料金設定。一年間入り放題のパスポートも1000円で販売されています。

園内は想像を遥かに超える人出、その多くが家族連れだ。3連休の中日だとはいえ、こんなに人の集まるところだったとは・・・旭山動物園を甘く見ていました。

園内の地図を見ながら作戦会議。この動物園の3大名物、「オランウータン舎」「ほっきょくぐま館」「ペンギン館」はあとにとっておいて、まずはこの西門から時計回りにまわることにしました。


絶叫の響くジェットコースターだの観覧車だのバイキングだのがある遊園地エリアを抜けて、最初に見に行ったのは「こども牧場」、この園内では唯一動物たちと直接触れ合うことのできる場所です。「こども」とついていても大人でも入れます。

まずは出迎えてくれたのはヤギでした。

このヤギは岩の上でのんびりひなたぼっこ。おじいさんが縁側でくつろいでいるかのような雰囲気です。

角を突き合わせてケンカ(?)しているヤギ達もいました。

ヤギの他には、豚、あひる、ウサギ、そして何故かゴールデンリトリーバー。ゴールデンは子供に大人気、体を撫で回されて少し迷惑そう。しかしゴールデンリトリーバーのいる動物園は初めてだな。


そして次に見に行ったのがカバ。しかしプールの中に身を沈め、背中だけ水上に出し、ピクリとも動かない。面白くないので写真ナシ。


お次はキリン

キリンは「側対歩」といって、同じ側の足(右の前足と右の後ろ足というように)を同時に上げて歩くそうです。ここで勉強しました。

シロサイです。

絶滅危惧種のようだけど、多くの動物園で見る気がする。

サイはまるで恐竜のようだ。こんな形をした「なんとかトプス」とか「なんとかドン」とかいなかったっけ?


ゾウ

このぞうさんは「マルミミゾウ」といって、日本ではここともう一ヶ所でしか飼育されていない珍しい種だそうです。

ぞうさんはいつも悲しげな瞳をしている。遠い故郷のことを思っているのでしょうか?





ここらで早くもお腹がすいてきたので、お昼ご飯を食べることにしました。

行楽の友といえばやっぱりおむすびでしょう。

青空の下で食べるこのおむすびのおいしいこと!!

行楽の時はいつも外食というアナタ、たまには少し早起きしておむすびを作ってみましょう。




サル山です。

多くの動物園にあるこのサル山。
毛づくろいをするサル、エサを取り合いケンカするサル、まるで人間のようなしぐさをするサル。ニホンザルは本当に見ていて飽きない。

フクロウ

3匹仲良くならんで平和そうな顔をしています。やはり夜行性の鳥なので昼間は眠たいのでしょうか?

これだけ多くの客が訪れるとさぞ迷惑なことでしょう。





この動物園の一つのウリが、9月にオープンしたばかりの「ほっきょくぐま館」。別に動物園には珍しくもないホッキョクグマだけど、この館では半球状の透明なドームから頭を出し、クマのエサとなる「アザラシの視線」が楽しめるらしい。

しかしこの「ほっきょくぐま館」、オープンしたばかりということもあり長蛇の列。係りの人のアナウンスによればなんと1時間半待ちだという。おいおい、ディズニーランドじゃないんだから・・・。

やむなくアザラシ気分は断念し、外からその姿を見ることにした。しかしこのドーム、長い待ち時間を経て、やっと自分の順番になったとしても、都合よくクマが目の前にいるとは限らないようで、「せっかく長い時間並んだのにがっくり」ってなことにもなりかねないみたい。写真の彼らの目にも、岩場と我々外から眺める客の姿しか入らず、さぞ落胆したことだろう。怒って暴れだす客がいないか心配です。



そしてこの動物園のウリその2、オランウータン舎へ。

一日のうちに何度かごはんの時間があり、その時間になるとオランウータンが檻の中から柱を登り、地上16mにあるロープを渡って、ごはんをもらいに来るのです。

空中散歩中のオランウータン。
たまにここから下に向けて放尿することもあるそうです。さぞ爽快な気分だろうなぁ。

自分が注目を浴びているのがわかっているのか、たまに眼下の人間たちに向かってポーズらしきものをとります。

「見られる快感」を知っているのだろうか?なかなかのパフォーマーです。

←空中散歩を見せてくれたオスの「ジャック」
すごくいかつい顔つき。ちょっとコワイ。


メスの「リアン」
体はジャックよりかなり小さめ。



オランウータン舎のとなりには「ドブラ」なる珍獣がいました。このドブラ、どんな姿をしているかというと、上半身はロバっぽいんだけど、お尻から後ろ足にかけてシマシマがある。そう、ドブラとはロバとシマウマの混血なんだそうです。ロバ=
ドンキーとシマウマ=ゼブラを足して、ド+ブラ→ドブラとなったらしい。馬とロバの混血のラバなら聞いたことあるんだけどなぁ。残念ながら、ずっと柵の奥のほうにいたので、写真は撮ることはできませんでした。

そしてドブラと同じ柵のなかにいたのが、フタコブラクダ。ヒトコブラクダはアフリカや中東に、フタコブラクダは中央アジアに生息しています。だからサハラ砂漠にいるのはヒトコブラクダ、覚えておきましょう。



♪真っ赤なお鼻の〜、トナカイさんは〜♪
とクリスマスソングに歌われているトナカイですが、ご覧の通り、鼻は赤くありませんでした。ここでは「みんなの笑いもの」にはならずにすみそうです。


北海道ではお馴染みのヒグマ

とは言っても動物園以外ではあまり遭遇したくありません。

このヒグマ、異常な興奮状態で、オリの中を猛スピードでグルグル駆け回ったり、プールに派手にダイビングしたりしていました。

客の多さに舞い上がっていたんでしょうか?




ユキヒョウ

かなり陰になってしまい見にくい写真ですが、普通のヒョウよりも少し白っぽいヒョウです
そのユキヒョウの肉球
さすがにでかいです。しかし触る勇気はありませんでした。


クロヒョウ

写真ではわかりにくいと思いますが、クロヒョウにもうっすらと「ヒョウ柄」があることをこのとき初めて知りました。

アムールトラ

階段の上に寝そべったままほとんど動きません。どこの動物園でもトラやライオンは寝てばかりな気がする。このあたりは猫と同じだね。

「百獣の王」ライオンの子供たち。
この中にはオスもいるんだろうけど、まだたてがみは生えてません。




可愛さならば、この動物園で1、2を争うでしょう。
レッサ−パンダです。

ふさふさのしっぽを一度つかんでみたい!
こいつがちょこまか落ち着きなく動きまくるんで、なかなかファインダーで捕らえることが難しい。

動き回っているレッサ−パンダを撮るのは困難だったので、奥のほうでうたた寝をしているのをズームで撮影。

う〜ん、しまった。この丸くなっている猫のような動物の名前、「ウンピョウ」だったか「オセロット」だったか忘れてしまいました。

ふたつ檻が並んでいて、中に同じような「でっかい猫」(または小さいヒョウ)がいたため、どっちがどっちだかわかんなくなってしまった・・・




さて、いよいよ最後のお楽しみに取っておいた「ペンギン館」に向かいます。

僕はペンギンが大好きだ。世界中に生息するペンギンのほとんどの種を見分けることできるのをひそかに自慢しているほどだ。この動物園でもペンギンを見るのを一番楽しみにしていたと言ってもいいだろう。

ちょうどペンギンたちはエサの時間でした。

我先にと必死になってエサをもつ飼育員に殺到しています。腕に認識票がついているとはいえ、全部のペンギンに公平にエサをあげることができるんだろうか?


ジェンツーペンギン

目の上の白いところがチャームポイント。

陸の上ではいつも「ぼけーっ」としていていかにもとろくさそうなペンギンですが、水中では魚やイルカも驚くほどのスピードで泳いでいました。泳ぎ疲れたのか、陸に上がったあと肩で息をするようなしぐさをしていたのが可笑しい。

キングペンギン

ペンギンの中ではコウテイペンギンに次いで2番目に大きい種。胸元の黄色いグラデーションが色鮮やかで美しい。

しかし、よくよく見ると目つきが非常に悪い。歩く様も態度でかそう。このペンギンはちょっと離れたところから見るのがいいようです。

このキングペンギンはよく目にするのに、どこの動物園や水族館に行ってもコウテイペンギンがいないのはなぜ?

フンボルトペンギン

日本の動物園や水族館では、もっとも多く飼育されているのが、このフンボルトペンギンです。

日本じゃ珍しくないこのペンギンだけど、野生のフンボルトペンギンは絶滅が危惧されているそうです。


キングペンギンの赤ちゃん。

美しい体毛を持つキングペンギンだけど、赤ちゃんのころはこんな地味な茶色の体毛に覆われています。
成長するにつれて、茶色の毛が抜けていくそうです。

しっかしブサイクやなー。

水中トンネル

ペンギンプールの中にトンネルが通っていて、水中を泳ぎまわるペンギンの姿を見ることができます。
この動物園の大きなウリです。




日本各地の動物園が入場者数の減少に苦しんでいる昨今、この旭山動物園は「ペンギン館」「オランウータン舎」「ほっきょくぐま館」などの斬新な趣向をこらした見せ方が市民にうけ、年々入場者数を伸ばしているそうです。各地の動物園関係者が見学に訪れることも多いとか。僕も今回初めてここを訪れて、コアラやパンダのような珍しい動物がいるわけでもないこの動物園がかなり気に入りました。

旭川市のほうでも、この動物園の施設には力を入れているようで、次はどのような発想で我々を楽しませてくれるのでしょうか。一市民として楽しみです。


動物園はいい。ごく身近にありながら、世界中の動物を見ることができるという非日常を体験させてくれる。低料金で一日中これだけ楽しめるスポットは他にはそうそうないんじゃないかな?

正門から続く通りと時計塔

僕等は反対の西門から入場したので、最後にここを見ることになりました。

背景に見える山はすでに色づいて、深まる秋を感じさせてくれました。







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