第4回 阿寒町 |
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阿寒町
あかんちょう
釧路支庁
人口 6,607人
面積 739平方km
ホームページ |
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阿寒町と言えば阿寒湖、阿寒湖といえばマリモ。
そう、阿寒湖は僕が初めて北海道に行ったときにも訪れた思い出の地。観光船で、ガイドのお姉さんが♪マリモよ〜マリモ〜♪(記憶不鮮明)などと歌ってくれたことや、アイヌコタンのお土産屋で、無理矢理アイヌの民族衣装を着せられ、買い物しないと申し訳ない気分なり、友人のお土産にライターを買ってしまったことを懐かしく思い出します。
そんな個人の思い出話などはどうでもよいのですが、この企画始まって以来の一大観光地を抱える阿寒町。
しかしですね、見どころもイベントもたくさんあるがために、かえって書きにくかったりするんですよ。どこを取り上げていいのやら悩んでしまいます。
えっと、そうそう、なにはなくともまずはマリモです。この阿寒湖、正直景観はたいしたことないです。特にお隣弟子屈町の摩周湖や屈斜路湖と比較してしまうと、大きく見劣りしてしまいます。
しかし、ここで是非見ていただきたいものがあります。そう、もちろんマリモです。が、湖畔から水中をのぞいてもそんなものは見えません。
遊覧船(1220円)に乗って、湖に浮かぶチュウルイ島に渡ります。そこにあるマリモ展示観察センター(400円)には直径20cmを超える巨大マリモが展示されているのです。
今までマリモと言えば、お土産屋に売っているような、せいぜい直径2、3cm程度のものしか知らなかった僕には驚愕の大きさでした。これは一度は目にしておく必要があるでしょう。まぁ二度はいいけど。
マリモがここまでの大きさに育つには数百年かかる、と長らく言われていたのですが、その後の研究で十数年でこれ位の大きさになることがわかったそうです。ちょっとロマンを打ち砕かれた気分です。
▼阿寒湖マリモ「30cmに9百年」は俗説、十数年で成長
10月の第2土、日曜日には「まりも祭り」も開かれます。やっぱり「ミスマリモ」が選ばれたりするのでしょうか?と、思いましたが検索しても出てこなかったので、そのようなミスコンはないようです。
さて、マリモの話はこれくらいにしておきます。マリモ以外にもこの町はなかなか見どころが多いんですよ。
阿寒湖畔では、アイヌの民芸品や民族舞踊を見ることができるアイヌコタン。阿寒湖周辺の動物、植物、自然と触れ合い、学ぶことのできる「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」。気軽に森林浴の楽しめ、野生動物との遭遇も期待できるボッケ遊歩道(僕はここで始めてエゾシカを見ました)。そして阿寒湖温泉。
その対比が面白い、雄阿寒岳・雌阿寒岳。深い森の中にたたずむ二つの湖、パンケトー・ペンケトー(北海道の形に見える)。
夏はアウトドア、冬はタンチョウ観察を楽しめる「あかんランド丹頂の里」。タンチョウの生態を学習することができ、人がタンチョウのコスプレでヒナを飼育する「コスチューム飼育」を行っている「阿寒国際ツルセンター」(400円)
と、このように見どころ満載の町なのです。
そして、ちょっとマニアックな話になりますが、この町に僕が是非行ってみたいスポットがあるんですよ。それが北海道新三大秘湖の一つに数えられるシュンクシタカラ湖なのです。
この湖、昭和50年代に衛星写真によりその存在が明らかになったもので、国道をはるかに外れ、林道を奥へ奥へと行ったところにある、まさに秘湖中の秘湖なのです。
ここに行きたいというのも、こういった秘境への憧憬があるから、というわけではなく、ただ単に「3大ナントカ」に弱いというだけなんですけどね。
他の「3大ナントカ」のお話はまたいずれ。
温泉 |
阿寒湖温泉 |
キャンプ場 |
あかんランド丹頂の里・阿寒湖畔野営場・山花公園オートキャンプ場 |
スキー場 |
阿寒湖畔スキー場・阿寒ロイヤルバレースキー場 |
みどころ |
阿寒湖・マリモ展示観察センター・阿寒国際ツルセンター |
イベント |
タンチョウフェスティバル(1月)・阿寒湖氷上フェスティバル(2月)・阿寒湖水開き(4月)・阿寒町ふるさとまつり(7月)・味覚物産まつり(9月)・マリモ祭り(10月)
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テキストサイト界の虎(自称)、元神童(自称)、コウグチテツヤがないことないこと嘘八百書きまくる、◆裏212市町村探訪◆はコチラでどうぞ。
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さて、次回の「北海道212市町村探訪」(こんななんのひねりもないタイトルでいいのか?)は、朝日町をご紹介いたします。あー、また行ったことのないところだよ・・・
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