第5回 朝日町 |
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朝日町
あさひちょう
上川支庁
人口 1,952人
面積 522平方km
ホームページ |
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さてと・・・ごめんなさい、また行ったことのない町が登場してしまいました。
行ったことがないどころか、この町に関しての情報なんて全く耳にしたことがないんですよ。それほど印象にない町、朝日町。しかし、それでも書かねばならないのがここのルール。
では、ちょっとこのカントリーサインからどんな町なのか推理してみましょうか。この絵では、なんか謎の生物がスキーでジャンプしています。そして背後には山が描かれています。
ここから、ジャンプ競技が盛んで、秀峰(ステキな山ってことです)の懐に抱かれた、UMA(未確認動物)の生息する町だということが推理できます。
さて、それではネットで調べてみて、僕の推理が正しいかどうか検証してみましょう。どれどれ・・・
えっとまずジャンプ競技。
この町には「三望台シャンツェ」というオールシーズン使えるジャンプ台があり、多くの企業や学校の合宿にも利用され、大会も数多く開かれているそうです。ほとんどのオリンピック選手がここで練習したとか。
「ほとんど」ってことは原田や船木もここで練習したのかな?
「ジャンプ」というと、未だに長野の感動を思い出します。一度ナマでこの競技を見てみたいなぁ。
ここにはミディアムヒルとスモールヒルが併設されているそうですが、いつもオリンピックなんかで見る、ラージヒル・ノーマルヒルよりも小型のジャンプ台なのでしょう。
うん、これは僕の推理通りでしたね。
さて、次は秀峰。
この町には、標高1,557m、北見山地の主峰、「天塩岳」があります。
道内では一番に山開きが行われることで知られ、山頂からは、利尻富士やオホーツク海までを望めるそうです。朝日町からは3コースの登山道が整備されています。
北海道では石狩川に続いて2番目、全国でも4番目に長い川、天塩川はこの山を源としています。
うん、これも僕の推理通りでした。
さて、そしてUMA。
きっとスキーを履き、ゴーグルを着けた珍獣、「アッシー」が生息しているに違いない。
と、思いきや、このカントリーサインに描かれている謎の動物はどうやら「ナキウサギ」のようです。天塩岳の山頂付近に生息しているそうです。
日本では北海道にしか生息していないこのナキウサギ、聞いたことのない方も多いと思います。カントリーサインの絵を見ればわかるとおり、ウサギのくせに耳が長くない。それでもれっきとしたウサギの仲間です。
大きさは15cm程度、その名のとおり「キチッ、キチッ」という感じで鳴くそうです。非常に限られた環境でしか生息することができず、
氷河時代から今に生きる、「生きた化石」とも呼ばれる非常に貴重な動物なのです。
・参考
▼ナキウサギふぁんくらぶ
ここで僕の推理は外れてしまいました。UMAでなくてちょっと残念なのですが、是非一度その可愛らしい姿を見てみたいものです。
えっと他の見所としては、演劇や演奏など、さまざまな公演が行われる、この町自慢の文化施設「サンライズホール」、キャンプ場・テニスコート・サイクリングコースといったレジャー施設が整い、森の中の景観が美しいダム湖、岩尾内湖、といったところでしょうか。
あと、イベントでちょっと気になったのが、毎年12月から1月にかけて開催される、「綺ら輝ら喜ららときめきロード」です。
ちょっと発音するのが恥ずかしい名前ですが、町内の小学校が過疎化で休校になる年、思い出作りにと、10戸ほどの農家が庭先にイルミネーションを飾り付けたのが始まりだそうです。電飾で形作られたさまざまな動物やキャラクターが、約10kmにわたり沿道を飾ります。
こういった小さな町ならではの住民手作りのイベントには魅力を感じますね。ほのぼのとした灯りに心も温まるのではないでしょうか。
冒頭にも書いたとおり、まだ行ったことのない町なのですが、ロケーション抜群の岩尾内湖のキャンプ場、素晴らしい景観を誇る天塩岳、そして温かみのある手作りのイベントと、僕にとって「行ってみたい」と思わせる要素の揃っている町ですね。
今年はきっとこの町に足を踏み入れる機会があると思います。
温泉 |
- |
キャンプ場 |
岩尾内湖白樺キャンプ場 |
スキー場 |
あさひスキー場・三望台シャンツェ(オールシーズンジャンプ台) |
みどころ |
天塩岳・岩尾内湖 |
イベント |
きららときめきロード(12月下旬〜1月下旬)・天塩岳山開き(6月)・岩尾内湖水まつり(7月)・朝日神社祭典(8月) |
★★★
さてさて、次回の「北海道212市町村探訪」(仮)は、旭川市をご紹介いたします。おっ、早くも僕の住む街の登場です。
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