第8回 足寄町 |
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足寄町
あしょろちょう
十勝支庁
人口 8,997人
面積 1,408平方km
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さてここで問題です。っていきなりクイズから入るのもどうかと思うのですが、とにかく問題です。
この足寄町には「日本一」のものがあります。それはなんでしょう?
「日本一腹黒い政治家」
「日本一態度のデカイ歌手」
と、まぁそれも正解かもしれませんが、ムネオ&チハルのことは置いといて、正解は「日本一の広さ」なのです。
日本の3000くらいある市町村のなかで、もっとも広いのが、この足寄町。その広さなんと1408平方キロメートル!!、そう聞いて「おおーっ!広れぇぇっ!」と驚ける人はなかなかいないでしょう。
そこでお約束でもある、東京ドームの個数でその広さを表してみましょう。えっと東京ドームの面積が46755平方メートルつまり0.046755平方キロメートルってことなので、ってことは、えーと、えーと、うん、足寄町の面積は東京ドーム約30000個分にもなるのです。ちなみに東京ディズニーランドだと1700個分。あぁ、余計実感できない表現になってしまいました。
日本一の湖、琵琶湖の面積は670平方キロメートル
日本の首都、東京都の面積は2100平方キロメートル
と、書けばその広さが少しは実感できるでしょうか。
まぁ広さのことはこれくらいにしておきましょう。
さて、「広さ」以外にも、足寄町には日本一を誇るものがもう一つあります(いや、他にもあるかもしれないけど)。
それが日本一大きいフキ、「ラワンブキ(螺湾蕗)」なのです。
このラワンブキ、螺湾川沿いに自生しているものなのですが、とにかくデカイ。高さが3m、葉の大きさが1mを超えるまで成長するものもあるそうです。
僕もこの巨大フキを実際に見に行ったことがあるのですが、このフキの下に立つと、ほんとうに自分が小人になってしまったかのような、不思議な気分を味わうことができます。
このラワンブキの見頃は6月下旬から7月中旬。「ラワンぶき観賞ほ場」というところで見ることができます。
また、普通のフキと比較して、栄養面で非常に優れているそうで、きんぴらや水煮などに加工されて、お土産屋に並んでいます。
そして足寄町の大きな見所と言えば、そう「松山千春の実家」ですね。
そこにはまだフサフサな若き日の千春と、ツルツルな現在の千春の巨大な肖像画が並べて掲げられていて、月日の流れというものを実感させてくれます。
また足寄駅前の「あしょろ銀河ホール21」には松山千春のギャラリーや、「千春ありが塔」という悶絶モノの名前が付けらた展望塔もあります。
あ、今考えるとほとんど笑いのネタにしかされていません、松山千春。そんなのでいいのか?
まぁ松山千春のファンならば、是非とも訪れておきたい町ですね。
そしてこの町で必ず見て欲しいところがもう一つ、北海道三大秘湖の一つ、神秘の湖「オンネトー」です。
季節や天候、見る角度によって、湖面がエメラルドグリーンやコバルトブルーに変化するので、五色沼とも呼ばれています。
これがもうホントーにキレイなんですよ、言葉で表現しきれないくらい。ただボケ―っと眺めているだけでも飽きることがありません。
僕の中では北海道の風景ベスト10を選ぶとすれば、確実にランクインするでしょう。
まぁ「秘湖」と言いましても、現在では観光バスがどんどん入ってくるほどのメジャーな観光地になってるんですけどね。なるべく人の来ないところで、ゆっくりとその神秘的な景観を観賞することをお勧めします。
さてさて、足寄町のその他の見所と言えば、
◆秘湯ムードたっぷりの芽登温泉(混浴)
◆春には芝桜で埋め尽くされ、キャンプも出来る、里見が丘公園
◆ここを訪れた二人は幸せになれるという伝説があるという(嘘つけ!)愛冠(あいかっぷ)の愛の泉(恥)
◆人の足型が歩道に埋め込まれている足型ストリート(もちろん最初は松山千春の足型)
と、いったところでしょうか。
千春ファンや宗男ファン(いるのか?)だけでなく、多くの人が楽しむことの出来る町だと思います。
ぐわっ、締めの一言がうまくまとめられない・・・
温泉 |
島田温泉・芽登温泉・雌阿寒温泉・オンネトー湯の滝 |
キャンプ場 |
オンネトー国設野営場・足寄町里見が岡キャンプ場 |
スキー場 |
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みどころ |
オンネトー・里見が丘公園・ラワンぶき観賞ほ場・あしょろ銀河ホール21 |
イベント |
フリーズランドin足寄(1月)・足寄ふるさと花まつり(5月)・ふるさと利別川清流まつり(7月)・足寄川くだり(7月)・足寄ふるさと盆踊り
花火大会(8月)・オンネトー物語(9月) |
★★★
えーっと、次回の「北海道212市町村探訪」(仮)は、厚岸町(あっけしちょう)をご紹介いたします。厚岸といえばなんと言っても牡蠣でしょう。生ガキ、焼きガキ、カキ飯、カキフライ、カキの柳川・・・おっと、いかんいかん、よだれが・・・
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